オリジナルのフィギュアをオーダーメイドで製作いたします。 あなたの描いたイラスト & 写真などから立体化しています。
製作ノート

「ケモラス」さんドラゴンフィギュアを製作しました。

宙に浮いているデザインのフィギュア。

今回のフィギュアのポイントの1つは浮いているデザインという所だと思います。(個人的に(^o^))
宙に浮いている感じをどう再現しようかと考えましたが、フィギュアを支えるアダプターパーツを極力印象に残らないようなシンプルなデザインで作ることにしました。
クリア系のパーツで製作できれば良いんでしょうが、今のところ、アクリル素材の加工と接着などいろいろ問題があるので、今、製作できるベストな方法で製作させていただきました。

サイズ: 約 18cm
キャラクター:©ケモラス

ドラゴンフィギュア製作。
2016/11

今回、製作するドラゴンはこちらのデザインです。

ケモラス資料

まずは、ボディを作ります。
ドラゴンのボディですが、獣人系を製作する場合は、人の形でまず、ボディを作ってから、混ざる動物の要素、今回はドラゴンの要素を入れていきます。

ドラゴンの造形開始 ボディの製作

頭部を仮で作ってから、全体のバランスを確認していきます。

バランスの確認 ドラゴン

ドラゴンの翼を作っていきます。

データ製作には、「Zbrush」というソフトを使っています。
Zbrushでは、まず、ZSphereを翼の付け根部分に置きます。次に、そこから翼のトップの関節部分までZSphereを追加して、先端まで、さらに追加して大まかな形を出します。そして、Adaptive Skinを作って、骨組みとします。

スカルピーなどで製作する場合は、まずは、骨組み部分を針金などを使って、同じように翼の形(への字)を作ります。
翼の造形 zbrushでの造形 翼のデータ 翼の骨組み

ここで、作っているのは、仮の翼のデータなので、少し汚くても、雑でも問題なしです。 本番でキレイにしますので、まずはイメージ重視でどんどん作っていきます。

Zbrushでは、まず、Dynameshをして、次に「へ」の字の部分の上部にマスクをかけて、翼の膜の部分をグイグイ引っ張って作っていきます。
ポリゴンが足らなくなったら、再度、Dynameshをして、キレイにします。これでラフですが、翼の完成です。

アナログ造形の場合は、縦の骨部分もワイヤーなどでラインを作ります。
その間をエポパテで膜を張るようにかぶせて、少し硬化が始まったら、指で、翼の膜の膨らみなどを付けて、形をつけると思います。(実際に作っていないので、予想です。(^o^))
翼の造形開始 翼の裏側

ボディがかなりマッチョ体型だったので、デフォルメ感を出す感じに変更しました。
最初に作ったボディは下のような感じでした。うん、かなりマッチョですね。

変更前のボディ
マッチョボディ がっしり体型

上のマッチョ体型から、イラスト資料のような、ぷよぷよした可愛い感じの体型に変更しました。

体型の変更 ポヨポヨ感のボディ

ボディの変更が出来たので、次に、翼の膜の大きさや骨組みのラインなどの形をイラストに近づけていきます。

翼の形状の変更 翼の造形

画像には写っていませんが、ピストルも作りました
その他、別のイラスト資料でいただいたグレネード弾を巻いているベルトも製作しましたので、パーツが揃いました。
ピストルの造形に一番時間がかかったような...。^^;

パーツが揃いました。 ドラゴンパーツ

パーツが揃ったので、ポーズ付けの作業を行います。

足の裏側が見えるようにというご希望でしたので、尻尾だけで自立出来るようにアクリルベースとのアダプターをつけて自立出来るようにしました。

データ出力後に、このアダプター部分はレジン樹脂に置換し、ボディ部分は出力パーツなので、中空になっています。
重心がかなり低いので、このパーツだけで自立可能となりました。流石にこのパーツだけだと安定性が弱いのでベースに接続する形にしました。

ポーズ完成ドラゴン 側面ドラゴン ケモラスドラゴン完成 ドラゴンデータ データ完成

以上で、ケモラスさんのドラゴンフィギュアのデータ製作作業は完了です。

この後、出力パーツに分割して、出力後に表面処理、塗装、組み立てを行って完成しました。
完成したフィギュア画像を作品ギャラリーにアップしました。ぜひ、ご覧ください。