オリジナルのフィギュアをオーダーメイドで製作いたします。 あなたの描いたイラスト & 写真などから立体化しています。
フィギュア製作に関する雑記

模型の電飾に興味を持ってから、PICプログラムを書くまで。

模型の電飾に興味を持ったコンテストと、PICプログラムの超初心者メモ。

電飾に興味を持ったAMEのコンテスト。

Amazing Model Expo のコンテストの画像を少し撮ってきたので、アップしまーす。
ただ、全ての作品を撮っていません。

個人的に、電飾されている作品を見ると、つい目が向いてしまいまして、写真もその辺がメインとなってしまいました...。(光っているものに反応している感じがしますが...。単純...。)

「うわぁ、キレイ」と心のなかで地味に感動しておりましたが、やっぱり、電飾は、プログラミング出来る方がいいよなぁと思っている今日このごろで、これから、完璧にとはイイませんが、ある程度のモノが製作できるように電飾も勉強しようと思いました。

まずは、コンテストの雰囲気です。(一応、念の為、お客さんの顔には、モザイクをしています。)

contest1 contest2

全体的に、大物が多かった気がしますね。

contest3

会場で、個人的に気になった作品の1つがバルタン星人です。

contest4 contest5

次は個人的に気になった作品の画像をどうぞです。

まずは、コンテスト作品で、すごく気になったバルタン星人です。
電飾がすごくキレイで、こんなん作れたら楽しいだろうなぁ~と感じる作品でした。

頭の部分がイエローから、オレンジ、レッドとグラデーションの様に光が変わっていきます。すごくキレイでしたよ。

c8

電飾部分のアップです。イエローに光っていますが、この部分の色が変わります。

c5

色が変わると、こんな雰囲気になります。
この色の変化が繰り返されていて、ずっと眺めていられます。すごく優しい光りかたでした。

c6

全高は40センチはあったのかなぁ...。もっと大きかったかもしれませんが、このサイズで、電蝕されると、すんごく存在感がありました。
もう1体のアップは、こんな感じです。

c7

次は、ガンプラの作品ですが、こちらも電飾が施され、さらにスゴいことになっていました。

この作品のアピールポイントに「見つめてください。」と書いてあったので、何かなと思いつつ見つめました。

見つめた結果は、文章だと伝わりにくいので、まずは、画像をご覧ください。
まずは、こんな感じ。ビグロですね。(^O^)。

c1

見つめていると、あっ、目が光った~。

c2

更に、見つめていると、うわぁ、くちばしが開いた~。

c3

更に更に、光った~。ヤッターっていう感じです。(^O^)。

c4

このくちばしの動きがどうなっているのか、すごくスムーズに開閉していました。
この作品の作者さんは、電飾というよりは、ギミックのプロですね。あんな小さいキットにどうやったらあんな風に出来るのか想像出来ませんね。すごく尊敬します。

次は、こちらです。

電飾といえば、SFものは外せないということで、やっぱり作品はありましたよ。

作品の名前がわからない。スミマセン。
でも、SFものはやっぱり電飾がよく合いますね~。

c10

ただ、電池がちょっと出てるんですが...。ベースが間に合わなかったのですかね。お疲れさまです。(^O^)。

c11

こちらの作品も名前は分かりませんが、そんな事は関係なく、かっこいい作品でした。

c12

特に、後ろ部分のブルーの光ですが、ものすごい高速で点滅しているように見えました。
でも前から見ると、この部分が見えないので、こういう作品って展示の方法が難しいですね。

c13

次の作品は、出ましたノーチラス。名前は知っていましたが、詳細は知りません。(^_^;)
でも、このデザインは見たことあります。

c14

電飾もそうですけど、このスイッチ類がキレイに揃った、オーディオ機器のようなアクリルベースがすごく印象的で綺麗でした。
この作者さんを知っている方という方にすこしお話を聞きましたが、アクリル加工のプロの方のようですね。すんごく納得しました。こういう技術も身につけてたいなぁと思います。

窓の中にもしっかりと造型が施されているのですが、カメラでキレイに写せませんでした。スミマセン。
でも、中を見なくても、外観だけで、キレイで精密というインパクトはすごく伝わってきました。

c15

それにしても、ベースも含め、キレイですね。

c16

続いては、ポリススピナーです。
この作品もすんごく大きくて、キレイでした。
ただ、こちらも電池・配線部分が出てるんですが...。(^_^;)

c17

次は、ガンプラのアッガイです。
コンテスト会場の雰囲気とは、ちょっと違っていましたが、こちらの作品は、モノアイはもちろん、コックピット部分も光ってたんですよ。

c19

コックピットのアップです。
もうちょっとアップで撮りたかったんですが、ピンぼけがすごくて写せませんでした。

コックピットの電飾に関しては、シンプルな感じでしたが、コックピット内のパネルなどが電飾の光か、パネルそのものに何か仕掛けがあるのかわかりませんでしたが、雰囲気がすごく良かったです。
こういう作品を見習っていきます。

c18

最後に、ボクが、入場した時に、いきなり目に入ったキンゴジ?とプレデターとエイリアンのデッカイ3兄弟です。(TT)
3体の前にあるガンプラが襲われそうです。(^^;)

c20

以上で、AMEのコンテストの画像は終了です。
もっとたくさん作品はあったんですが、撮ってません、スミマセン。(^_^;)



PICマイコンに挑戦しました。超初心者です。

フィギュア製作で、クリアパーツはポイントの1つとして使用することが多くなりました。 クリアパーツは、ようやくスムーズに製作できるようになりましたが、クリアパーツが作れるようになると、どうしても電飾という言葉が浮かんでくるようになってしまいました。

模型コンテストを見ると更に興味が湧いてきて、ほんの少しだけ挑戦してみました。とは言っても、挑戦したのは、とっても簡単な超初心者っぽい内容ですので、ベテランの方が見れば、「なんや、それ~(笑)」という内容ですが、もし、PICマイコンに初めて挑戦しようとお考えの際は、参考の1つにでもどうぞ。何かの役には立つかと...。

とってもシンプルな初心者まるだしの内容ですが、PICマイコンを使うには、プログラムの書き方というより、このPICへのプログラムを書き込む部分(開発環境を揃える)が一番大きな問題でした。どうやって書き込むという作業をするのは全くわかりませんでしたし、何がわからないか分からない状態だったので。

備忘録にも書きましたが、この「書き込む」という部分が一番の山かと思っているので、これを乗り越えるとあとは楽しいピクニック(プログラム)にいろいろ挑戦できると思うと、夢が膨らみます。(大げさですね...。) でも、それぐらいの気持ちでやりましたので、皆さんのご参考になれば、幸いです。



LED発光までの備忘録

フィギュア製作で、クリアパーツを使用することは、最近は、普通になってきましたが、更にクリアパーツの使いみちを増やすために、LEDによる発光ができれば楽しいかなと思ったので、PICプログラムに挑戦してみました。

PICを使わない場合のいわゆるLEDと抵抗と電源のみを使用するシンプルな構造はわかるんですが、PICとなると、今まで触ったことが無かったので、正直、どうしたもんかと思いました。 ただ、このまま使えないというのも製作できるフィギュアの範囲を狭めているようで、悔しいので、挑戦してみました。絶対、習得したいと思います。( ー`дー´)キリッ

以下、できる方が見れば、どーってことない内容だと思いますが、初心者にとって、特に自分にとっては、大きな一歩でしたので、備忘録として書いておきます。

2016/01 まとめ作成。

1. 開発環境(ソフトとハード)を手に入れる。

Microchip社Webサイトの「開発ツール」のページよりダウンロードします。

PICへの書き込み用にライタとアダプタを購入します。今回、購入したのは以下のものです。

  • PICライタ : PICkit3
  • PICkit3用の書き込みアダプタ基板 : 「MPIC-DPPA」

2.インストールした手順。

  1. MPLAB X IDEをインストールする。
  2. 今回、インストールしたバージョンは、v2.26です。
    以前、v3.10をインストールした時にエラーが出たので、安全を考えて少し古いバージョンを入れました。

  3. XC8コンパイラをインストールする。
  4. インストールバージョンは、v1.33です。

  5. プログラムを書く。
  6. 開発環境

    今回、書いたプログラムはこちら。

  7. コンパイル
  8. コンパイルエラー解決その1.
    コンパイル時に、__delay_ms関数の部分で警告が出る場合は、XC8をインストールしたフォルダの「include」フォルダ内のpic.hの149行目あたりの「__PICCPRO__」を「__PICC__」に変更する。

  9. PICに書き込む。
  10. 書き込みエラー解決その1.
    「Target device was not found. You must connect to a target device to use PICkit 3.」というメッセージが出る場合は、PICkitからパワーをもらうと解決します。 ProjectのPropertiesメニューを選択して、そこからConfのPICkit3を選択します。次に、Option categoriesでPowerを選んで、Power target circuit from PICkit3にチェックを入れます。 これで、PICkit3からパワーをもらえます。

    書き込みエラー解決その2.
    PICへの書き込み時に、PICを認識しない場合は、IDEと一緒にインストールしたMPLAB IPEやMPLAB driver switcherを起動後、もう一度、X IDEでコンパイル後に書き込みをしたら、スムーズに書き込めました。

  11. ブレッドボードで確認。
  12. 画像では、消えてますが、実際は、プログラム通りLEDが点滅しています。よかった(^^)。

    ブレッドボードで確認

多少、エラーなどは出ましたが、手順としては思ったよりも簡単でした。

PICへの書き込む方法がハードルを高くしている部分だと思うので、この書き込み作業の方法が解れば、あとはプログラムでいろんな点滅方法などができるようになるので、楽しくなりそうです。


3.サンプルコード

サンプルはネットでもいろいろありますが、自分なりに理解したものを自分の保存用として、下に書いておきます。


/* 
 * File:   main.c
 */

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <xc.h>

// PIC12F683コンフィグレーションビット設定
#pragma config FOSC = INTOSCIO  // Oscillator Selection bits
#pragma config WDTE = OFF       // Watchdog Timer Enable bit
#pragma config PWRTE = ON       // Power-up Timer Enable bit
#pragma config MCLRE = OFF      // MCLR Pin Function Select bit
#pragma config CP = OFF         // Code Protection bit
#pragma config CPD = OFF        // Data Code Protection bit
#pragma config BOREN = ON       // Brown Out Detect
#pragma config IESO = OFF       // Internal External Switchover bit
#pragma config FCMEN = OFF      // Fail-Safe Clock Monitor Enabled bit


// クロック周波数指定
// (__delay_ms()関数が必要としているため)
#define _XTAL_FREQ  1000000

int main(int argc, char** argv) {

 // PICマイコン初期化
    OSCCON = 0x40;  //クロック周波数を1MHzに設定
    ANSEL  = 0x00;  //すべてのピンをデジタルモードに設定
    TRISIO = 0x00;  //すべてのピンを出力に設定
    CMCON0 = 0x07;
    
    while(1)
    {
        GP2 = 1;
        __delay_ms(500);
        GP2 = 0;
        __delay_ms(500);

    }

    // ここには到達しない
    return (EXIT_SUCCESS);
}

なかなかPICをお仕事で使う場面は出ないと思いますが、個人的な作品で使うかもしれないので、プログラムを思い通りに書けるようにがんばります。

PICマイコンについてはマルツオンラインに入門編ページがあります。すごく参考になりました。
もちろん、PICやLEDなど、いろいろ買えますので、挑戦してみようという方はどうぞです。