オリジナルのフィギュアをオーダーメイドで製作いたします。
あなたの描いたイラストや写真などから立体化しています。

こんにちは、カツノです。

こんにちは、カツノと申します。
フィギュアの製作をしています。

お仕事の内容としては、フィギュア・トイ原型の製作。造形・組立・塗装など造型業務全般。その他、3Dプリント用も含めた3Dデータの製作などを行っています。

はじめの頃はスカルピーやファンド、エポパテなどで原型を製作していましたが、個人的に原型製作はデジタルの方が向いているみたいなので、最近はほぼ全てデジタルで製作しています。
ただ、パーツの表面処理や塗装作業は現在も手作業で行っています。細かな修正や加工もエポパテなど使用して成形しています。

モデリングはZbrushをメインに使用しています。
その他、3D-Coat・Rhinoceros・Photoshop・Illustrator・ClipStudio等のソフトを使用して、フィギュアを製作しています。

お仕事募集中です。よろしくお願いいたします。

現在のお仕事をするようになったきっかけのお話。

昔々、中学生ごろ、塾帰りに本屋さんを特に用もないのにブラブラしていました。^^;
そこで、「Hobby Japan(ホビージャパン以下HJ)」という模型雑誌がなんとなく目に入りました。

この雑誌の中を見た時、模型の本ということは分かったのですが、子ども向けではなく、何か分からないけど、もっと上のレベルの模型の雑誌だなと思いました。
昔のHJは、子供のレベルでどうこうできる感じは全くなく、大人が本気で模型を楽しんでいる感じがとてもワクワクして、印象的で、今でも覚えています。

それから、この雑誌を毎月のように買い続け、読んでいくうちに「ガレージキット」という"個人で生産出来る模型"があるということに驚きとワクワクが止まりませんでした。

初めてガレージキットを買った頃は、インターネットはおろかパソコンも一般的な物ではなかったので、ガレージキットの作り方が全く分からず、自分なりになんとなくで作っていました。
ちなみに、キットを買う時は、雑誌の後ろに載っている広告の電話番号に直接連絡したり、通信販売を行っているお店にハガキで注文などしていました。
欲しい情報がすぐに入らないマニアの趣味っぽくて、当時はそれが楽しかったですね。

月日は流れ、しばらくの間、模型から離れていました。

大人になって、久しぶりにHJを買い、その中で「怪物屋」というお店の広告を見つけました。
地元大阪で行けそうな場所にあったので、初めてガレージキットのお店に行った記憶があります。
その時に購入したのが、KitBuilders Magagine別冊の「Figure Modeling Basics」という本でした。

この本は、いわゆるHowto本です。
店長さんがすごく薦めてくれたので、気分が高まって買ってしまいました。
レジンやソフビキットの作り方や塗装の方法など盛り沢山の内容でしたが、一番読んだのは、ワイヤーでの骨組みの作り方から、スカルピーなどを使ってフィギュアを作る手順が詳しく解説されている記事です。

これを読んだだけでは作れるようになれませんが、この頃から、自分で作りたいと思うようになっていました。
フィギュア製作を始めようと、講座で作り方を学び、自分でも色んな種類の材料や製作方法を試し、自分なりの製作方法を考えながら多くのフィギュアを作っていました。
手作りでホームページを作り、そこから少しずつ、お仕事ももらえるようになりました。

そして、またまた少し月日が流れたある日、突然、新しい情報は入ってきます。
フィギュア製作の合間に堂島の大型書店で、いつもは見ない棚の下の方にCGWorldという雑誌を見つけました。背表紙しか見えなかったですが、なんとなく惹かれて手に取りました。

その時の特集が「CGと立体造形」でした。

3Dプリンターで立体物の出力ができるという事をはじめて知り、いろんな素材の出力サンプルフィギュアが載っていました。
このときは、久々に感動と興奮を抑え、すぐにこの本を買って家に帰りました。

立体を印刷する「3Dプリンター」という、考えもしなかったマシンに未来を感じました。
そこから、はじめてモデリングのソフトを購入し、フィギュアモデリングの練習を開始しました。ちなみに、初めて買ったモデリングのソフトはZbush3.5です。

このとき、まだ3Dプリント界隈は黎明期にある感じで、いろんな材料がありました。
自分でもいろんな材料を試し、自分なりのフィギュア製作に向いている材料を探していました。

そのころからフィギュアの製作方法をデジタルに変えていきました。

これからも、もっと興味のあるものが出てくるかもしれません。
その時はまた、挑戦していると思います。