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1/6フィギュアヘッドの作り方。準備編。 [Part.1]

フィギュアのメインはやっぱり顔ですが、フィギュア製作では、ココが一番難しいかと思います。

個人的には、数をこなすのがセオリーだと思います。勢いのあるときに一気に製作する方が、時間をかけるよりもいい物ができる場合もある...。(^_^;)
自分なりの制作方法を見つけて、楽しんでください。(^o^)

サイズ:1/6用
2010/11 完成

作りはじめが難しいと思うので、そのあたりを中心に書いておきます。
では、以下、製作ノートです。

1/6フィギュアヘッドの作り方。Part.1

では、製作開始です。

まず、頭蓋骨というか、ガイコツと顔の中間のヘッドのベースを今回も使用します。これを、以下、ガイコツと顔の中間という事で、「ミドル・ヘッド」と書きます。別に名前は何でもいいんですが、ベースやヘッドやいろんな名前が出てきますので、分かりやすいように。念のため。
もちろん、ミドル・ヘッドを使わなくても、一からポリパテ・エポパテ・スカルピーなどで同じような物を製作していただいても結構ですが、今回は、顔の表情を作るまでをメインで説明しますので、ここは割愛させていただきます。

このミドル・ヘッドを製作する際は、以下の画像を参考に製作してみてください。人それぞれ、表情をつける時に造型しやすいようにベースを製作したほうがベストです。

可動フィギュア用ヘッドの骨格可動フィギュア用ヘッドのミドルヘッドヘッド製作

最初は、このミドル・ヘッドにスカルピーを使って造型をしていくのですが、造型をスムーズにする為に、持ちやすいよう棒をつけます。
棒をつける部分に×印をつけました。( 下の画像参照 )
持ち棒を付けたほうが、造型をストレスなく進めることができていいと思いますよ。

可動フィギュア用ヘッドの持ち手持ち手の加工

上で付けた×印の部分をピンバイスで穴を開けます。
今回は、直径2mmのピンバイスで穴を開けました。

ヘッドに穴をあけるレジンで製作したヘッドの加工

また、レジンなどで製作されたミドル・ヘッドをお使いの場合は、バリをデザインナイフで削り取っておいてくださいね。

バリを取る

次に、ミドル・ヘッドを支える持ち棒を作ります。これも皆さんそれぞれの持ちやすい形でいいと思いますが、個人的に、今まで製作していて、これが現状、一番持ちやすいので、この形を説明します。

まず、ワイヤーですが、今回使用するのは、直径2mmです、そのためにミドル・ヘッドにも2mmの穴を開けました。
このワイヤーは、ホームセンターなどで売っているものです、もちろんハンズでも売っていると思いますが、ちと割高ですんでね。(^_^;)
ちなみに、僕は、コーナンで買います。(^o^)

このワイヤーは、10cmぐらいあれば、いいと思いますが、ある程度、長めで形作って後でニッパー等で切った方が言いと思います。
ワイヤーを曲げるには、ラジオペンチかヤットコなどで曲げてください。

持ち手のワイヤーの製作ペンチで加工

曲げる形は、以下のような形です。

それから、製作していると気づくと思いますが、途中で造型中のミドル・ヘッドを置いておきたい時に、どう置いておけば良いか悩みます。
そのためのワイヤーの形状ですので、この部分をクリップで挟んで、そのクリップをベースとして立てておきます。

クリップ

ワイヤーをクリップで挟んで立てるには、以下のように挟みます。(分かりやすいようにミドル・ヘッドは付けていません。)

クリップで挟むワイヤーをクリップで挟む

先に開けたミドル・ヘッドの穴に、ワイヤーの先端を差し込みます、この時、ワイヤーの先に、少しだけ瞬間接着剤を塗っておきます。ただし、ちょっとだけですよ。
顔の造型が完成した後、顔を少しひねるとワイヤーから外れるようにしたいので、瞬着はちょっとだけ塗ります。

ワイヤーとミドル・ヘッドを付けると以下のような感じになります。

ヘッド製作準備ヘッドに持ち手を付けました製作するヘッドの正面
ヘッドの後頭部ヘッド製作準備完了ミドルヘッド

今回は、目に下の画像ようなメタル・ボールを使用します。
特にメタル・ボールを使用しなくても、スカルピー等で球状の物を製作してもいいのですが、今回は、使っている人が多いので、メタル・ボールを使用します。
ただ、スカルピーで眼球を作っている方もいると思うので後半では、スカルピーの眼球を使います。
実際の人の目の大きさは、24mm~26mmぐらいで、最大でも28mmぐらい(資料により異なるので、大体こんな感じです。)なので、今回使用するメタル・ボールは1/6サイズなので、4mmを使用します。

このメタル・ボールもホームセンターなどで売っていると思いますが、僕は、ハンズで購入いたしました。

ちなみに、顔の大きさ(アゴから頭のてっぺんまで(全頭高))は男性(日本人)だと231mmぐらいです。
なので、1/6サイズだと大体38.5mmですね。

メタルボール

目の辺りを彫刻等の丸刀で、メタル・ボールが入るように削っておきます。
下の画像では、分かりづらいですが、目の周りを彫刻等で削っております。

メタルボールを入れる 目を入れる目の部分の加工 彫刻刀でけずる

次に、ミドル・ヘッドの目にメタル・ボールを入れて、固定する為にスカルピーを少々、ミドル・ヘッドの目に入れます。

スカルピーを入れる目を固定するため

追加した、スカルピーの上にメタル・ボールを少し押し付けて入れます。
場所に関しては、造型後でも動かせるので、神経質になることはないですよ。

メタルボール挿入ヘッドに目を入れる

ちなみに、眼球をスカルピーで製作した場合は、次のような感じになります。

スカルピーの場合

まだまだ続きます。

関連ページ(製作ノート)