今回は、ボリュームのあるモンスター(悪魔)なので、ポイントとしては、マッチョ感と毛並みのふんわり感が出せればと思っています。
その他には、マントの動きももちろんですが、全体として、貫禄のあるフィギュアを目指します。
各フィギュアはデジタルで製作予定ですが、ベース製作と手伝い悪魔くんのポージング以降の作業はアナログでしたいと思います。(文章だと分かりづらいですね。のちのちアップします。m(__)m)
アナログ作業と書くと、何か昔の作り方みたいな感じがしますが、古いということではなく、ファンド(粘土)やクレイ、スカルピーなどで製作する方法をアナログ作業と呼ぶようにします。(勝手に(^O^)。)
まずは、フィギュアの完成イメージ画像です。「ACMA:GAME」という漫画から「ガド」をメインに、「手伝い悪魔」と「ポスト君」がおります。
ベースは、画像ではシンプルですが、完成予定としては、少しボリュームのあるベースを考えています。
その他、個人的には、「手伝い悪魔」はもうちょっとたくさんいても面白いかなと思っていますが...。
では、実際の製作です。まずは、ガドのベースを製作します。
ガドは、牛をモチーフにした悪魔ですので、まずは人型のボディから開始し、牛の脚の骨格をほんのり混ぜながら全体のラインを決定していきます。
下の画像は、なんとなく脚の部分に手を加えた状態です。まだ完全なイメージが固まっていない状態なので、少し頼りない感じですね...。
とりあえず、全体を把握するために、顔を作りましたが、ゴーストバスターズのテラードッグみたいになってしまいました。これから徐々に作っていこうと思います。
上のテラードッグ(笑)から鼻の大きさや顎の位置、耳の造型などすべて見なおして、ある程度形が見えてきましたので、全体を確認したのですが、毛並み(髪)が無いと、キャラクターと似ているのか似ていないのかわからないので、こちらも仮で製作しました。すると下のような感じになりました。
どうでしょうか。今のところ、まぁまぁですかね。(^O^)。
毛並み(髪)を追加して、全体のイメージが湧いたので、次は、頭部から繋がる首や肩・背中の筋肉の造型を行います。
正面から見て、塊の様な感じで表現したかったので、背中の筋肉を盛り上げ、正面からその筋肉が少し見える感じで製作しました。
頭頂部から、首、背中、肩、二の腕、手首へと、外側のラインが繋がるような感じです。説明しづらい...。(^_^;)。
ボディはまだ完成していませんが、とりあえず、次へ進みます。
全体の大体の形が出来ましたので、次は、各パーツの形をキレイにします。
まずは、足の形をキレイにします。足の指先の形を整え、筋肉などのイメージを追加していきます。
この辺りの作業が、完成が近づいている感じがして、造型作業の中でも上位にくる楽しい部分かもしれません。(^O^)。
足の造型をしたので、全体を再確認しましたが、少し腕部分が細い感じがしましたので、腕全体のパンプアップをしました。
かなり悪魔っぽい体形になってきたのではないでしょうか。
この画像だけ見ると、変わったかどうかあんまりわからないと思いますが、自分なりにいい感じになっているかと...。
次に手の形を整えました。
最終的には腕を組んだ状態になるので、全てが見えるわけではないのですが、腕からのつながりなどが関係してくるので、見えない部分も変更します。
手の変更箇所は、足と同じく、指先の形がメインで、そこを修正するだけでもかなりリアルっぽくなるかと思います。その他は、指の関節部分と、手のひらと手首が繋がる部分のながれをキレイにしまして、ほぼ完成です。
ボディのポリゴン数がむっちゃ増えたので、ここでボディ部分の張替えをしました。
何か、全身タイツみたいですね...。
ここからは、微調整というほど小さくありませんが、各パーツをちょっとずつ変更していきます。
まずは、頭部を大きくしました。正面から見ると、少しだけしか大きくなっていませんが、前後左右上下の密度を考えると立体のボリュームとしては、かなり印象が変わります。
頭部変更時の全体の感じです。
頭部のサイズを変更したので、髪やヒゲ部分のパーツを加えると、かなりのボリュームが増えました。
頭部のデザインはコミック内のイラストを元に製作したコミック版と製作資料としていただいたイラストを元に製作した資料版の2パターンを製作してみました。
とりあえず、この2タイプのどちらかをベースに今後、造型を追加していきたいと思います。
コミック版。
これは文字通りコミック内のイラストを見ながら製作したものです。
資料版。
こちらは、コミック内のイラストをベースに、製作資料としていただいたイラストのデザインを上書きした感じになっています。
鼻筋・まぶたのデザイン、歯の数や口の端部分のデザイン等をメインに変更しています。