シンプルながら技術を詰め込んだフィギュアになりました。
全体のデザインやポーズはシンプルな印象ですが、塗装や複製のことを考えて、25パーツとなりました。
パーツ数が多いのと、クリアパーツがあるので複製作業はやっぱり疲れますね。^^;
まずは、制服に関してですが、制服(白い部分)にはパープルやブルーのミックスしたシャドーを入れているんですが、肉眼ではほとんど見えないですね。脳内的にはなにか感じるかもしれませんが...。(笑)
ちなみに、制服部分には生地感を出すために若干、パール系でコートしています。こちらも...。^^;
制服のブルーの部分はアクアグリーン系の色で、若干トーンを落とした(落ち着いた)色味です。ほんのりグラデーションも入れています。
袖口とスカートの裾の白いラインは、直線ではなく、少しモコモコした感じを手描きで加えています。
髪部分は、「後ろ髪の毛先だけクリアな感じ」というのがご希望でしたので、髪は全体をクリアパーツで製作しました。
髪パーツはクリア素材ですが、髪の色は少し落ち着いた感じの色味なので、透明感を出すのが少し難しかったです。なので、塗装の層の途中でイエローパールの塗装を入れて見た目の印象を軽くしてみました。
今回も瞳の描き込みをしっかりしましたよ。(^^)
上まつげ・下まつげは、瞳のデザイン資料をいただきましたので、それを元に描き込みました。イラストのデザインをそのまま描き込めたかなと思いますが、いかがでしょうかね。なかなかの自信作(^o^)
ほっぺのチークはパステルでほんのり足して、クリアでコートしています。
学生カバンは一番、調色が難しく、いただいた資料イラストを元に、ネイビーブルーではなく、ブルーグレー系でグラデーションを入れて塗装しました。グラデーションは画像では分かりづらいですね...。
ちなみに、塗装で使うブルー色はコバルトブルーやインディーブルーなどを含め種類が多く、イメージするブルーグレー系の色が、既存のどのブルー色を使ったらよく分からない場合は、「シアン+マゼンタ+イエロー+ブラック+ホワイト」で作った方が、断然早く、色味がきれいにできます。塗装をされる方はご参考まで。
タイツも素材感を出すためにパール粉を少し吹きました。
全身はこんな感じです。
デザイン的にはシンプルなんですが、いろいろ詰まった作品になりました。
以上、金石愛里沙さんフィギュアでした。