全高50ミリのフィギュアは、やっぱりとても小さいですね。
資料イラストでは、カラーリングを含め小物パーツのデザインも凝っているので、フィギュアを作るのであれば、10センチ~14センチあたりが見栄えが良いかなと思ったんですが、このサイズで作ってみると、ギュッと密度が濃くなって、いろんなバリエーションで作ってみたいですね。
今回ご依頼のオーナーさんは「テーブルトークRPG用ミニチュア」などを集めておられるということなので、このサイズでの製作をご依頼いただきました。
オリジナルの駒をたくさんつくってゲームをしてみたい...。\(^o^)/
資料イラストは非公開ということですので、早速、途中画像からご覧ください。
今回、製作するサイズは、全高約50ミリの大きさなので、データ的には、省略せざる得ない部分もありますので、それを考えながら作業をしたいと思います。
省略するのは、モールドを20センチクラスと同じようにすると、データ出力の際に、造形が再現できず、出力素材がゴワゴワした感じになるだけなので、出力時にキレイに見えるようにします。
省略以外にも、小さすぎるパーツは出力で再現されないので、バランスを見ながら大きくします。
ポーズは基本パーツがほぼ出来てからつけたいので、左右非対称の髪部分にとりあえず、動きをつけました。
髪のラフ造形をベースにポリゴンを貼り直して、実際の髪データを作ります。
コスチュームを作って、スカートのひらひらも追加しました。
細かな装飾を追加、ラインなどを入れ、剣を作って、直立データがほぼ完成しました。
ポーズに関しては、オーナーさんよりお任せいただいたので、少しだけ動きをつけて、凛々しい感じにしました。
体の上下の動きをつける際は、サイズが小さい場合、見る角度が限定されてしまうので、気をつけないと...。
以上でフィギュアデータが完成しました。
ここから、フィギュアデータをパーツ毎に分割などして、出力しやすいようにまとめました。
ちなみに、剣とリボンパーツは、非常に細く小さいので真鍮にて出力をしてもらいました。
出力後、表面処理をして、組み立てたフィギュアを作品ギャラリーにアップしました。ぜひ、ご覧ください。