髪型の再現はむつかしいですね。
今回の製作で、一番難しかったのは、前髪とトップ、それから側面から後ろにかけての髪型のデザインの違いをどうすれば、馴染ませることが出来るかという部分でした。
イラストを見て、頭のなかでイメージとしては、解っているんですが、造形にする作業で手が進まず、悩みまくりました...。
髪の流れなどをご質問させていただいた時に、新しく資料イラストをいただきまして、ようやく解決した次第であります。ありがとうございました。追加資料、非常に助かりました。
今回、製作させていただくキャラクターのデザインはこちらです。
頭部は一気にラフを作っていきます。
造形的に複雑な髪などは、ラフでまず全体を確認してから、パーツの分割や構造を考えます。
今回は、後ろのトゲトゲした部分の髪が製作のポイントになると思います。
一気に、工程が飛びますが、ラフで製作した各パーツをデザイン画を確認しながら、パーツとしてしっかりと組み立てられるように分割部分を決めながら製作を進めます。
上の画像で、ほぼ各パーツは出来ましたが、コートの裾を長くしたり、中のスーツの襟の大きさや形を変更しています。 よく見ないと、どこを変更したかわからないと思いますが、ご依頼者さんにチェックしていただきながら進めました。
各パーツに関してOKが出ましたので、ポーズをつけていきます。
今回は、少し歩いた感じのポーズで、ナイフをキラッっと前に突き出している感じのクールなポーズです。
サングラスをしていますが、サングラスは完成時にはクリアパーツにて製作するので、外すと目元はこんな感じです。
以上で、データの造形は終わりましたので、この後、パーツを分割したり、まとめたり、いろいろして出力作業に進みます。
出力後、組み立てて完成したフィギュアの画像はギャラリーにアップしましたので、ご覧ください。