天月 満さんオリジナルヘッドのラフ造形から仕上げまで。

ボリュームのある髪が気に入っています。
製作のポイントは、ゆるふわヘアとさくらんぼのピアスですね。

---

今回製作させていただく天月 満さんヘッドのイラスト資料です。

今回はさくらんぼピアスの茎の部分の細さがポイントになってきます。

ピアスを最初に製作（造形）する時、造形として耳にくっついた状態（一体型）で出力するか、耳部分とは別パーツとしてピアスを製作し、後でくっつける方法のどちらかを考えていました。

初めは一体型で製作する予定で、さくらんぼピアスの茎部分を1mm設定にしていたのですが、ラフ造形画像を見ていただけると分かるかと思いますが、かなり太い印象を受けてしまいます。なので、強度があるギリギリの0.5mm設定に変更しました。
通常の素材の場合（レジンやレジン系出力素材）は強度を考えると最低でも直径1mm～1.2mm程度は必要かなと思います。
なので、この時点で耳と一体型で製作するのは諦めました...^^;

ピアスの直径に関してですが、個人的な理想としては1/6サイズのヘッドなので、ピアスの直径もそのサイズに縮小できるのがベストだと思います。
ただ、リアルで直径1mmの場合、その1/6なので、0.17mm程度になってしまいまして、ヘッドに使用している素材では強度が足りません。
多少、触っても壊れないようにしたかったので、今回は、少し太めではありますが、0.5mmの真鍮線を使用させていただきました。

造形が完了した3Dデータです。
ラフ造形から目元を少し細めて笑っている印象へ変更しました。

ちなみに、完成画像のさくらんぼピアスの茎部分は実際には金属パーツに変更するので、参考です。

髪パーツは、全部で７パーツと多いので、組み立てが、立体パズルみたいになってしまいました。^^;

完成した天月 満さんヘッドは作品ギャラリーにアップしましたので、ご覧ください。

---