市販のジョイントを使用したアクションフィギュアの原型製作ははじめてでしたので、かなり手こずりましたが、なんとか完成しました。
パーツ同士の可動範囲の確保やジョイントパーツ等の干渉部分の解決方法など、個人的にかなりいい経験ができました。ご依頼いただきましてありがとうございました。
ただ、かなりパーツ数が多くなり、細かいパーツも多かったので、ペーパー掛けが非常に時間がかかりました。これは本当に疲れました...。
こちらの製作中のデータ画像などは、製作ノートにアップしていますので、ご覧ください。
オーナーの摘草さんのサイトは、以下のページです。
http://re-wind.org/
摘草さんはオリジナルのゲームも作られています。ご興味のある方はこちらもぜひ、どうぞ。(^O^)。
ADVINITY公式サイト : http://re-wind.org/advinity/
まずは、製作したデータを出力しましたが、パーツ数が上でも書きましたが非常に多いです。(^_^;)
パーツを1つずつ出力すると費用がかなりかさむので、ある程度プラモデルみたいにオリジナルのランナーでくっつけて出力を行いました。でも、かなりの量になってしまいましたね。
出力原型が届いて、パーツ数を確認した時点でちょっと「うわぁ~」っていう感じです。ペーパー掛けがしんどそうだなっていう第一印象です...。いま見ても大変だった思い出が蘇ります。(^_^;)。
まずは上のパーツをランナーから全て切り取ります。
ペーパー掛けの作業は非常に時間がかかりましたが、画像では伝わらないので割愛します。ただ、本当はこの長い地味な作業をお伝えしたいのですが...。(笑)
そうこうしているうちに、パーツの表面処理が出来ましたので、ジョイントパーツと合うか仮組みを行いました。
パーツがいくつか集まってある程度のボリュームになると、やっぱり楽しいですね。グリグリと遊んじゃいます。
ジョイントの長さを含め、全体のバランスもとれて、足、腕ともにカッコいいプロポーションになっていますね。良かった。
ボディ部分は細かいパーツが多くて、接着組み立てしないと持ち上げられないので、胴体・足パーツに乗せることが出来ませんでした。(ToT)
ボディ部分は10パーツぐらいだったかな...。市販の可動フィギュアでこのパーツ数はあまり見かけませんね。
下は武器・剣のパーツです。
画像ではわかりづらいですが、下の剣は6パーツ構成になっています。複製大変そうですが、ご依頼さま頑張ってください。
頭部パーツのバイザー部分はご依頼さまの方でクリアーパーツに複製されるということですので、このバイザーの中にきちんと顔もあるんですよ。
その他にも頭部・肩・胸・武器にはクリアーパーツにて複製される部分がありますので、それぞれを別パーツにしています。あと、カラーレジンにてカラー分けされるそうなので、その部分ももちろん別パーツです。(全体のパーツ数が多いのはコレが理由です。(^O^)。)
今回は、ご依頼さまがリボルバージョイントを使用されるということでしたので、このジョイントに合うように原型を製作いたしました。
ただ、出力後にジョイントを仮組みする際は、やっぱり、実際のジョイントならではの丸みなどあるので、1つずつ原型のジョイント部分の穴を整形しました。
やっぱり、最後は手作業ですね。(^O^)。
オマケに、ジョイントのサイズを調べたので、記録用に載せておきます。(正確ではありませんので、ご注意を。)