オリジナルのフィギュアをオーダーメイドで製作いたします。 あなたの描いたイラスト & 写真などから立体化しています。
作品ギャラリー

ナンディトリさんフィギュア。

キャラクターの配色について

配色はキャラクターを構成する中で大切なポイントかなと感じています。
ナンディトリさんはシックで優しい色味が多く、大人な感じの印象を個人的に受けました。(個人的意見(^_^;))
配色によって、そのキャラクターの性格が表現されているので、今回の塗装作業は、色味が多く調色は大変でしたが、色を作っていく度に、設定や物語に奥行きが出る感じがして楽しかったです。

サイズ: 約 18cm
キャラクター:©りぐろ
2021/10 完成
創作キャラクター 金属パーツ


ブラウン系の塗装

今回のキャラクターの配色は大きな括りだと、グリーンとブラウンという色で構成されています。
ブラウン1つとっても、その中に微妙に異なるニュアンスの色が多数集まって、洋服やアイテムの色が表現されて、そのために物語にもリアリティが出てくるのかなと感じました。

ナンディトリさんの配色でブラウン系のパーツは多いですが、それぞれの設定をイメージしながら調色を行いました。

  • ブーツ・服・アームカバーはブラウン系をベースに少しイエロー系を足しています。
  • ロープは赤系のブラウン。
  • ベルトは赤系で更に深い色味にしています。
  • 弓の木部分は黄系のブラウンで明度を落とした感じの色味です。
  • 矢は赤系で明度を落としたベルト部分と同じ系統の色味にしています。
  • 髪のブラウンは一番、難しい色味でした。赤系と黄色系のブラウン2色と純色のシアン・マゼンタ・イエローとブラックで調色をして再現しました。

ナンディトリさんフィギュア
その他のブラウン。帽子

帽子は一応ブラウン系という括りですが、他のパーツとは色味の種類が違うので、差別化はしやすかったです。(^^)

色的にはタンという色をベースに調色しています。
ちなみに、帽子の傷部分は上の色をベースに純色のシアンとマゼンタを更に追加しています。
設定資料と見比べながら作ったので、かなり特殊なレシピになっていますが...。

ナンディトリさんの帽子 フィギュアの帽子
グリーン系の塗装

グリーン系の色が使われているのは、スカーフ・洋服・腕の葉の飾り部分がメインです。

  • 首元のスカーフはブライトグリーンをベースに少しシアン系とブラウン系の色味を入れて、ほんのり深みのある色味を再現しました。
  • 洋服は鮮やかで深い色味の設定だったので、マスカットグリーンという色をベースにトーンを落として塗装をしています。
  • 腕の葉の部分はベース色をイエローグリーン、グレー、ホワイトで調色して、黄色味の強いグリーンにしました。
    濃い部分は、ブライトグリーンの明度を下げて、中央部分との差をつけながら明るい色味でまとめてみました。

帽子を掴む腕
ブルーグレーというキレイな色

弓の中心、腰の布、帽子の羽根は基本ブルーグレー系統の色設定になっています。

それぞれの違いとしては、弓はグレーを混色して鈍い色、少しダーク系の色味を再現しました。
羽根は鮮やかさが少し欲しかったので、先端と末端でメリハリを付ける感じで明暗をわかりやすく塗装を行いました。
腰の布は、非常に綺麗な色味で、ブルーとイエローとグリーンの割合でかなり印象が変わってしまうので、難しかったですが、イメージに近い色になったかと思います。

細かな色の変更は純色系の塗料を加えるとキレイに再現できるのですが、一度、道を間違えると迷子になってしまうので、挑戦される方は一滴づつ足す感じで試してみてくださいね。

弓矢
フィギュアの弓矢

今回、弓の弦は0.4mmのステンレス線にブラウン系の塗装を施して使用いたしました。

最初は製作ノートにも書きましたが、ナイロン糸を使おうかと思ったのですが、イメージと違ったので、得意な硬質系の素材の金属線を使うことにしました。
真鍮線も試したのですが、やっぱり少し柔らかいので、最終的にステンレス線を使用しました。

フィギュアの矢筒 矢筒の塗装
腰アーマーなど

タセット(腰アーマー)は、インディーブルーをベースにトーンを落としてからガラスパールで金属感を出してツヤを消すことで鈍い光の色味を出してみました。

タセットの塗装
ブーツ

パンツはほんのり感じる程度の淡いグレー色で塗装しました。

今回は、設定の色を再現しましたが、フィギュアの場合、設定で真っ白の場合でも少し色味を入れる方が、全体としてまとまってくれるかと思います。

フィギュアのブーツ
デカール

帽子と肩口の葉の模様部分はIllustratorを使用してデカールにて再現しました。

葉模様のデカール
あとがき

製作ノートにも書きましたが、今回は、全部で56パーツということで表面処理も塗装も組み立ても、非常に大変でした...。
自分でパーツ分割しておいて、組み立てが難しいと自分に文句を言いながら作るというカオスな感じでしたが、無事完成して良かったです。

塗装に関しても、今までで一番多くの色を作った気がします。
同じ系統の色味の中で、ニュアンスの違いを作る調色も勉強になって非常に楽しかったです。

以上、ナンディトリさんフィギュアの感想でした。