基本的に、製作の方法は変わりませんが、手書きイラストと3面図のイラストを資料としていただいたので、コレを元にフィギュアデータを製作して、そのデータを出力し、実際のフィギュア原型になるまでの工程を書いています。
フィギュアの大きさにによって、製作するフィギュアのデータ量というのは変わってきます。
30センチクラスのフィギュアの場合は、全体から見ると小さいパーツでも出力するには十分な大きさがあるパーツが多い場合は、それだけデータを作り込む必要があります。
逆に、小さいフィギュアの場合は、細かいパーツが多くてもそれらのデータを作り込んで出力すると、ゴチャゴチャした印象になるものがあるので、そういう場合は、若干デフォルメを行なって、出力した時にキレイに見えるように製作する必要があります。
実際にフィギュアデータを製作される場合は、ご注意を。せっかく出力してもイメージと違っていたらもったいないですからね。
フィギュア製作の際に使用させていただいた資料です。最初にラフではないですけど、イメージ画をいただきまして、それから、ご親切に3面図を作っていただきました。ありがとうございます。
3面図を描いていただいたので、こちらをベースにフィギュアを製作させていただきました。
とりあえず、ボディのベースを作ります。
まずは、ここから始めないと何も始まりませんので...。
フィギュアデータを作る際のポイントは、少し細めに製作することです。
最終的に洋服などを着させる場合は、どうしてもボワッとモッコリ?としちゃうので、細めにしちゃいます。
次は、見たとおり髪型を追加しました。
髪をつけてから、全体のバランスを見たので、ここでボディが大きすぎたり小さすぎたりする場合は、サイズを変更します。
ここからずばーっと内容が飛びますが、洋服部分の完成です。
髪を増やしたり、ブーツ・リボン・鈴・ネコ耳フードなどを製作しました。
ボディと顔部分の造形が出来上がると、のこりの服・ブーツはボディや顔の造形と比べるとスムーズにテキパキ出来る感じがします。
ただ、全体のバランスを見ながら製作するので、時間はかかりますが、資料イラストに近づけるため妥協せず、コツコツと製作し続けます。
すると、上のような感じになります。
製作したフィギュアデータを出力すると、下のような感じです。
ちなみに、今回は出力するための分割作業は、少し手こずりました。
特に、後ろ髪部分の分割ですが、フード側にくっつけて出力しようか髪パーツのみで出力しようか、あとは、束ねている髪部分のみを分割しようかなど、考えたんですが、組み立てのことを考えて、後ろ髪のみのパーツでフードからも分割するようにしました。
ただ、後ろ髪をかなり変わったラインで分割したので、一部細い部分ができて、その部分が非常に折れやすいです。ミスった...。まぁ、組み立てるとパーツの重なりの一番下にいくので、問題ないんですが。ただ、組み立てる時にひじょーに気を遣う...。^^;
どうですか! 透明ですよ。今回はクリアー素材なのです。
いろいろな事情がありましてこうなったわけですが、まずは、出力業者さんありがとうございます。サンクス。
通常にはない裏メニュー的な「クリアー素材+処理いろいろ」で出力していただきました。
この素材、なんか透明なプラスチックみたいな印象です。素材的には、エモデザで定番のレジン樹脂と同じ素材になると思うんですが、レジン樹脂もいろいろ処理するとこんな感じになるんですかね。
カリカリ・パキパキとランナーから切り取る感じが、車やバイクのプラモデルのクリアーパーツを切り取る感じと同じ感触です。(^O^)
各パーツを切り取った後は、表面の処理を行います。
個人的に趣味といっていいペーパーがけを行います。あの、段差がキレイに消えて行く感じがいぃ...。フェチなのか...。
サフを吹いて、ディテール確認の仮組みを行います。
足パーツとボディが別々で仮組みなので、バランスが安定せず、立ちません。
すべて組み上げると立つと思うんですが、ちょっともたれかかっています...。
原型の塗装までの下準備が出来ましたので、これから塗装を行います。
完成フィギュアの画像は、作品ギャラリーにアップしましたので、どうぞ。
その他製作ノート 海賊コスチュームそっくりフィギュア | 可動フィギュア用ヘッド | かわいいフィギュア製作。 | クリエイターズトイフィギュア製作 | 似顔絵+写真のそっくりフィギュア | アクションフィギュア用兄弟ヘッド | オリジナルアニメ | 擬人化キャラ | ビネット | 同人バスト | |