今回、製作させていただいたヴォールクさんの衣装は、ポケットなどのデザインはほとんど無く、非常にミニマムでシンプルでした。
ミニマムな衣装はカッコいいんですが、造形的には、再現するのが難しかったです。^^; ですが、なんとか、イメージ通りのポリスっぽい感じになったと思うのですが、いかがでしょうか。(*^^*)
創作キャラ「ムーンポリス」の一員のヴォールクです。
コスチュームはシンプルなデザインですが、髪型というか髪部分の毛の流れがポイントかと思います。
まずは、頭部を製作していきます。
とりあえず、狼の獣人というデザインなので、狼の写真などを元にリアルベースに製作し始めました。
今回は、まず、狼のヘッドを製作してから、人間の風味を足していって、獣人のヘッドにしていきました。
上は狼の画像などを元に、イラストのテイストを少し混ぜながら作っていったものです。
それから、下の画像が、人っぽいデザインを目と眉と頭部の形などの部分に重点をおいて、混ぜていったものです。
ちなみに、狼のような頭部に人間の目や口などを取り入れたデザインと、人間のヘッドに狼の鼻などのデザインを取り入れた場合だと、印象がかなり変わってきます。今回は、狼のような頭部に人のパーツデザインを取り込む感じです。
獣人という事なので、ボディは、まずシンプルにお兄さん風のイメージで製作しました。ちなみに、パンツとブーツは仮デザインです。
獣人の場合は、首元が難しいですね。ヘッドは獣の割合が多く、ボディと馴染む部分は違和感を感じる部分なので、毛並みなどで馴染むようにする必要があります。今回は、襟付きのジャケットを着ているので、上手く馴染んだかと思います。
次は、洋服パーツの製作です。ジャケットを着ると、一気に獣人っぽくなりました。
洋服と合わせて尻尾も製作しました。
尻尾もヘッドと同様にリアル過ぎる感じにならないように、デフォルメしましたが、尻尾は強めにデフォルメしました。
全体のパーツがほぼ出来たので、髪型をキレイにしていきます。
顔のサイドから後ろ髪にあたる部分も含め、毛がフサフサという感じとの事なので、コツコツと髪の束を追加していきます。
作業内容はちょっと飛びますが、全パーツが完成しましたので、ポーズ付けの作業を行い、全体にシワや動きを付けて完成です。
出力用のデータを製作後、出力し、その後、表面処理を行い、塗装を行います。
塗装を行ったヴォールクさんフィギュアを作品ギャラリーにアップしました。